駅前第四ビルの憂鬱な日常

どうやら僕は悪質なガンに、体じゅうを蝕まれているようだった。 地下四階から、地上二十五階に至るまで、残らずガンに浸食されている。末期的な症状であることは、僕自身も十分に自覚していたが、だからといって嘆く言葉もさらさらなくて、沈黙のままで唖然とし、いつものように精いっぱいのポーズを気取って、我慢と忍耐…