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何も持たない君に、武器はもう必要ない。

蟹工船の作者、小林多喜二は拷問のうえ、虐殺されました

小林多喜二はなにゆえに虐殺されなければならなかったのか。

蟹工船の作者、小林多喜二は拷問のうえ、虐殺されました

小林多喜二はプロレタリア作家と言われていました。プロレタリアとはそもそも、賃金労働者階級、無産者階級を指す言葉です。彼の作品で近年、再脚光を浴びた「蟹工船」などはまさにそれでしょう。

彼はただ単に殺されたわけではありません。拷問の末に、なぶり殺しにされたのです。

虐殺された証拠も証人も残っています。

首には細引きの痕が深く溝のように残り、皮下出血の線が赤黒く引かれてあったと言います。左右の手首にも縄の食い込んだ痕跡があり、そこから血がにじんでいたそうです。

それでも小林多喜二の体に記された拷問の証に比べたら、首も手首もそれほどのことはありませんでした。帯を解いて着物を広げ、ズボンの下を覗いたときに、間違いのない死因を見つけたと、小林多喜二の遺体を確認した者は、話しています。

なぜ小林多喜二は、こうまでひどい仕打ちを受けて、虐殺されなければならなかったのか。

調べれば調べるほどに、ひどい描写が出てくるので憂鬱になりました。

小林多喜二は志賀直哉を敬愛していたそうです。

小林多喜二

北海道拓殖銀行小樽支店に就職しますが、それからも文学を志し、同人誌の発行を手掛けたりします。社会科学を学ぶうちに、プロレタリア文学への関心を強めていったのです。

警察権力の共産党弾圧に疑問を持ち、315事件を題材にした「一九二八年三月十五日」を発表します。これによってプロレタリア作家として一躍注目を集めますが、同時に特高警察からも危険視されるようになるわけです。

31年に当時、非合法下にあった日本共産党に入党したことも、彼が特高警察に目をつけられた要因であるのは、間違いのないことでしょう。

当時、拷問のうえに虐殺された例はほかにもたくさんありました。小説「一九二八年三月十五日」の中でも生々しく、残酷な様子が描かれています。小林多喜二自身も、身の危険を感じ取っていたはずですし、ひょっとすると、彼は死を覚悟していたのかもしれません。

しかしなにゆえに、ここまでする必要があったのか。身の危険を顧みることなく、あくまでも小説を発表し続けて、小林多喜二は何を訴えたかったのか。

そこに確かな意味はありました。けれども同時にそれは、自らをも飲み込む危険な思想でもあったのです。

権力と戦う不屈のペンに、ひたすら脱帽するしかありませんが、思想に命を懸けられるのは、彼らの環境が我々とは決定的に違っていたせいかもしれないと、私には思えてなりません。

彼らは生まれたときには、自由を所持していませんでした。しかも彼らは彼らにいったい何が不足していたのかを、社会に否応なしに知らされていました。だからこそ、彼らは自由を得るためであれば、命をもいとわない精神力を備えていました。

渇望していたのです。自由を心から、欲していたのです。

対する我々は産まれると同時に、自由を哺乳瓶と一緒に持たされます。だからこそ自由が見えません。持っているからこそ、あえて欲しがったりもしない。いわんやそんなものに、命を懸けることもできないわけです。

少なくとも、自由を奪われるその瞬間までは。

しかしいずれにしても、決定的に小林多喜二の生涯は、我々に比べて不幸だと断言します。

虐殺などという末路に、いったいどんな救いがあるというのでしょうか。

たとえそれによって、革命が成ったとしてもです。

果たして小林多喜二のような不幸な出来事は、日本では二度と起こらないのか。

日本は民主主義です。自由の国です。確かにそうです。そんなところで拷問や虐殺など、これから先はもうあり得ないと、信じられるかどうかです。

残念ながらニュースを見れば、そうとばかりは言えないことがわかります。

子どものいじめでさえも、特高警察なみの暴力が行われています。自分よりも力のない人間に対して行う行為は、おそらくこれからも、残酷で理不尽な仕打ちがまかり通るでしょう。

人間は人間を拷問し、虐殺することができるのです。

これは日本だけではなくて、全世界で証明されています。ただ目の前の、ほんのわずかな地域が平和に見えているとしても、決して気を抜くことなく、用心するほうが無難です。

太古の昔と同じく、今でも夜の闇の中には悪魔が潜んでいます。

もちろん、ネットの中も例外ではありません。

くれぐれも迷うことなく、平和な日常を送られることを心より、お祈り申し上げます。

それと同時に、尊い犠牲となった人たちのことも、たまには思い出してください。それが平和の糧になると、私は信じてやみません。

蟹工船と一九二八年三月十五日については青空文庫で読めます。興味のある方はぜひ、覗いてください。無料で読めます。

最後まで読んでくれて、本当にありがとうございました。

誠意をこめて、私はこの記事を公開します。

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